3Dプリンター出力サービスを活用するメリットとは?専門家のサポートで試作品製作のプロセスを変える

リコー3Dプリンター出力サービスの最大のメリットは、専門の技術者によるきめ細やかなサポートにあります。3Dプリンターの利点、出力サービスによって可能になること。その詳細を担当者に聞きました。

リコー3Dプリンター出力サービスの最大のメリットは、専門の技術者によるきめ細やかなサポートにあります。3Dプリンターの利点、出力サービスによって可能になること。その詳細を担当者に聞きました。

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製品開発の短期間化・低コスト化の流れをうけ、試作品の製作に3Dプリンターを活用する事例が増えています。それに伴い、部品を3Dプリンターで製作してくれる出力サービスも活発になってきています。また、かつては3Dプリンターというと、精度のあまり良くない、脆い材質のものがほとんどでしたが、近年は高精度化し、材料の種類も豊富になり、試作部品として評価に使ったり、最終製品として使うことができる製品部品も作れるとのことです。3Dプリンター出力サービスで可能になること、またそのメリットは何か、リコー3D出力サービス担当の寺原氏に訊ねました。

なぜ3Dプリンターは試作品の製造に適しているのか?

一番の大きな特長は、3Dデータさえあれば複雑な指示なくすぐに造形ができることにあると寺原氏は言います。3Dプリンターは3D CADのデータがあれば、そのデータを利用してそのまま作ることができます。現在、開発の現場では3D化が進み、3Dデータを活用しているところも多い。

しかし切削加工で試作品を製作するときなどは3Dデータから加工指示図面を用意しなければならない場合もあります。寺原氏によれば、3Dプリンターでの試作ならば、このような従来の工程によるタイムラグを無くすことができるため、試作にかかる時間の短縮が可能とのことです。

またバイト(刃物)の交換が必要な切削加工と違い段取りにかかる時間も短い。さらに材料となる部材の取り回しなどの調整が必要ないこともあり、よりオンデマンドな試作品製作ができると寺原氏は言います。
使用する造形材料や形状、大きさにもよりますが、早ければ見積完了から5営業日程度での完成が可能だそうです。

3Dプリンター出力サービスとは?

3Dプリンターが試作品の製造に適していることは分かりました。ではリコーが提供する3Dプリンター出力サービスは、他の出力サービスや自社で3Dプリンターを所有して出力するのと、どう違うのでしょうか。寺原氏に訊ねてみると、そのメリットは次の2点に集約されることが分かりました。

1. 専門の技術者がサポートしてくれる
2. 3Dプリンターや造形用の材料を豊富に取り扱っている

お客様から特に喜ばれているのは1の専門の技術者によるサポートだと寺原氏は言います。リコーの3Dプリンター出力サービスを希望する場合、まずは専用のWebサイトからの申し込みとなります。その後、指定された方法で3Dデータをアップすると、まずリコーの専門の技術者がそのデータを確認するそうです。技術者が見るのは例えば、製品の形状が3Dプリンターでの造形に適しているかどうか。薄すぎたり細すぎたりして造形できない場所がないかどうか。さらに形状が設計者の意図に対して正しく機能するかなども見るとのこと。このような高度なアドバイスはやはり、高い技術力を持つ専門家でなければ不可能でしょう。寺原氏によれば、他にも目的に合う造形方式、材料のアドバイスや、コストメリットの高い造形個数のアドバイスなども専門的な目線から行ってもらえるとのこと。

また3Dプリンターの機種や造形用の材料を豊富に取り揃えていることも、リコーが提供する3Dプリンター出力サービスのメリットだとのことです。3Dプリンターは方式や材料によって材料強度や精細性が異なるため、部品毎に最適な方式を選択するのが最良ですが、自社で複数の3Dプリンターや材料を揃えるためにはコストがかかります。しかし出力サービスを利用することで、3Dプリンターの維持管理にかかる費用や材料を揃えるコストが削減できると寺原氏は語りました。

3Dプリンター出力サービスの活用事例

出典://

メーカ欠品部品を3Dプリンターで造形

3Dプリンター出力サービスには、自社で3Dプリンターを所有することに比べメリットがあることは分かりました。では実際にはどのような依頼が多いのでしょう。寺原氏に訊ねてみると、やはり多いのは精密機械などのメーカーによる試作依頼だそうです。しかしメーカー以外にもサービスを利用する業者は多いといいます。
例えば集合住宅の修繕サービスを行う株式会社ユニテック様では、すでに部品在庫がなくなった窓のサッシ施錠部パーツを造形したということ。必要な個数が少ないため新たに金型をおこすにはコストも時間もかかります。しかし3Dプリンターならば必要な個数だけを安く早く造形することができるのです。そのため、保存されていた古い2D図面を元に3Dデータを作成、3Dプリンターで出力したものを、そのまま使用したということです。
寺原氏によれば、リコー3Dプリンター出力サービスでは、専門の技術者がお客様の相談に乗るため、ユニテック様の事例のように、製造業ではない業界からでも、気軽に3Dプリンターを活用することができるそうです。ほとんどの3D CADソフトと互換性があるため、業種を選ばないのも活用の幅を広げているということでした。

専門の技術者が対応することにより、メーカーの試作のみならず、様々な業界からの要望に対応した質の高い3Dプリンター造形品を届ける。それがリコー3Dプリンター出力サービスの最大のメリットです。

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